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ドコモのスマホをそのまま海外で使っても高額請求されない
海外旅行においてトラブルはつきもの。いざというとき、持っているドコモ携帯を使いたくなることはありますよね。でも後で高額請求があったらどうしよう……と躊躇してしまいませんか?
安心してください。基本的に海外でドコモのスマホを使っても、高額請求されることはありません。なぜなら海外でドコモを使うときは、「パケットパック海外オプション」「海外パケ・ホーダイ」のどちらかが適用されるからです。
どちらも便利なサービスですが、海外パケットパックオプションの方が値段が安く、国や地域によっては限定サービスが使えます。どちらか迷っている人は、海外パケットパックオプションを契約することをおすすめします。
パケットパック海外オプション
「海外パケットパックオプション」は2018年に始まったサービスです。日本国内で契約しているパケットパックのデータ量を、そのまま海外でも使えるようになりました。レンタルWi-Fiなどとは異なり、端末の受け取りや返却の必要性がなく、手続きはインターネットもしくは電話でできます。
海外ではインターネットを使い始めるまで通信料がかかりません。移動日などインターネットを使わない日はデータ量を節約できるのも、大きな魅力です。ルーターも必要としないので、一緒に旅行している人と行動がバラバラになっても旅行がしっかりと楽しめます。
海外パケ・ホーダイ
海外パケ・ホーダイは速度制限なしの定額サービスで、およそ24.4MBまでなら1,980円/日、それ以上使っても2,980円/月で使えるプランになっています。サービスを利用するときに申し込みは必要なく、携帯の設定でデータローミングを「オン」にすればすぐに使えます。さらにテザリングもできるので、海外でも普段通りにネットを使いたい人は便利に感じるはずです。
ドコモのパケットパック海外オプションの料金を解説
「パケットパック海外オプション」を利用して海外旅行に行った場合、いったいどれくらいの料金がかかるのか気になりませんか? パケットパック海外オプションには、基本プランと国・地域限定プランの2つが存在しています。ここでは、それぞれのプランについて解説します。
基本プラン
パケットパック海外オプションの基本プランは、24時間利用して980円。基本プランを契約して24時間経過すると、自動的にパケット通信がとまる仕組みになっています。もし携帯のデータローミングが「オン」になっていた場合であっても、追加の通信料金は発生せず、高額請求にはならないので安心です。
205もの国々で使えるのも魅力で、ほとんどの海外旅行先に対応しています。ちなみに契約している通信料を超えた場合は、通信制限がかかるので注意しておきましょう。
基本プランは無料でWi-Fiが利用できない場所があったり、一緒に旅行する人と別行動を予定していたりするときにおすすめのプランです。無料Wi-Fiが使える場所をうまく活用しながら使ってみてくださいね。
国・地域限定プラン
さらに国や地域によっては、よりお得に使える「国・地域限定プラン」が存在しています。あらかじめ指定されている国や地域に行ったとき、基本プランと比較してさらに安く使えるのでおすすめですよ。詳しい料金は以下の通りになります。
<国・地域限定プランと基本プランの比較>
日数 | 国・地域限定プラン | 基本プラン | 基本プランとの料金比較 |
3日間 | 2,480円 | 2,940円 | 460円お得 |
5日間 | 3,980円 | 4,900円 | 920円お得 |
7日間 | 5,280円 | 6,860円 | 1,580円お得 |
国・地域限定プランは、ヨーロッパやアメリカを周遊するなど、比較的長期間の海外旅行にぴったりです。上の表からも、日数が長くなるほど国・地域限定プランの方がお得なのがわかります。国を超えたからといって追加料金が発生することもないので、安心して使えるのが大きな魅力でしょう。
ちなみに国・地域限定プランが利用できる国はさまざまです。海外旅行に行くときは以下の表に当てはまっているかどうかを確認しておきましょう。
<アジア>
インド | インドネシア | 韓国 | カンボジア |
シンガポール | タイ | 台湾 | 中国 |
フィリピン | ブルネイ | ベトナム | 香港 |
マカオ | マレーシア | ミャンマー | ラオス |
<北米・中南米>
アメリカ本土 | アラスカ | カナダ |
グアム | サイパン | ハワイ |
プエルトリコ | ペルー | 米領バージン諸島 |
<ヨーロッパ>
アイルランド | アゾレス諸島 | アンドラ | イタリア |
イギリス | エストニア | オーストリア | オランダ |
カナリア諸島 | サンマリノ | スイス | スウェーデン |
スペイン | スペイン領北アフリカ | スロバキア | チェコ |
デンマーク | ドイツ | ノルウェー | バチカン |
ハンガリー | フィンランド | フランス | ベルギー |
ポーランド | ポルトガル | マディラ諸島 | モナコ |
ラトビア | リトアニア | リヒテンシュタイン | ルーマニア |
ルクセンブルク | ロシア |
<その他>
オーストラリア | ニュージーランド | エジプト |
ちょっとしか使わないなら1時間プランも
ちなみに、海外では携帯を使う予定がほとんどない人、もしくはできるだけ料金を抑えたいという人は、国・地域限定プランの「1時間プラン」を検討してみてもよいでしょう。海外では思わぬところで道に迷ったりするかもしれません。そんなときに「1時間プラン」に申し込んでおけば、地図を検索したり、友達に連絡したりできるので安心です。
パケットパック海外オプションの利用方法
出典:ドコモ公式サイトより引用
「WORLD WING」の契約があるかどうか確認する
まず確認しておきたいのが、国際ローミングサービス「WORLD WING」の契約があるかどうかです。WORLD WINGを契約していれば、日本で使っているのと同じように海外で電話やSMS、さらにはデータ通信ができます。
月額使用料は無料ですが、利用する場合は申し込みが必要です。申し込み状況は、インターネット上で「My docomo」にアクセスするか、近くのドコモショップもしくは電話で確認できます。
My docomoのページで「WORLD WINGの手続き」にアクセスすれば、申し込み状況が簡単にわかります。ちなみにMy docomoを使うにはdアカウントが必要です。
申し込みが完了したら、携帯のデータローミングをオンにして専用アプリにアクセスしましょう。これでパケットパック海外オプションが使えます。
専用アプリをDLして登録する
パケットパック海外オプションを利用する場合は、便利な専用アプリをダウンロードしておきましょう。専用アプリでは、
- 利用しているプラン
- 現在使っているかどうか
- 残りの時間
- 使っているデータ量
などが一目で確認できます。
複数の国を移動するときはアプリをチェック
「国・地域限定プラン」を利用している状況で、「基本プラン」のみ対象の国に移動することがあるかもしれません。そのときは「お客様が滞在されている国・地域では、以下の料金プランはご利用になれません」と表示されて、パケット通信は自動的に停止されます。
この場合「基本プラン」での申し込みが新たに必要となり、別途980円/1日かかります。ちなみに「国・地域限定プラン」の利用時間カウントは「基本プラン」を契約したあとも止まりません。連続してカウントされ残り時間が減っていくので注意してください。
アプリの画面が赤くなったら
通常のアプリ画面は青が基調です。しかし赤い画面になったときは要注意。パケット定額サービス対象外の国に移動した証拠です。その場合はパケットパック海外オプションが適用されず、利用料金が高額になるかもしれません。
そのような状況になる可能性がある場合は、5,000円以上になるとパケット通信がとまる「海外パケット停止安心サービス」の契約をしておくと安心です。
渡航先でドコモが使用できるか確認する
渡航先によってはドコモのスマホが使えない場合があります。現地で慌てることがないように、あらかじめ目的地でドコモが使えるかどうか確認しておきましょう。ドコモのホームページで確認できます。
確認はこちらから:https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/area/
利用条件を確認する
海外でドコモを利用する場合、まずは「SPモード」に契約しているか確認しましょう。その上で、
- パケットパック
- パケット定額サービス
- Xiデータ通信専用プラン
- FOMA定額データプラン
のどれかに入っていれば、海外でもドコモが使えます。ただし複数のプロバイダを契約している場合は、申し込みができないので注意してください。
海外でパケットパック海外オプションを使って便利な旅行にしよう!
今回はパケットパック海外オプションの概要や利用方法などを解説しました。海外パケットパックオプションに申し込めば、国外でもドコモが使えてお得です。
海外パケットパックオプション以外に、利用料金がさらに節約できないかお考えの方にはドコモ光がおすすめです。おうちのインターネット回線をドコモ光にすれば、dポイントが貯まりやすくなったり、スマホの料金が割引されたりします。貯まったポイントで海外利用料金も払えるのできっと便利に感じるはず。ぜひこの機会にドコモ光に申し込んで、よりお得に海外旅行をしてみませんか?