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ドコモ光が遅いという評判は本当?
ドコモ光は、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線を、NTTドコモが借りて提供している光コラボレーションの一つです。基本的な光回線の品質は、フレッツ光と同じになるので、通信速度は最大で1Gbpsとされています。
しかしドコモ光の速度について、インターネットの口コミや感想をみてみると「遅い」「前の光回線の方が早かった」などという評判が目に入ることも少なくありません。ドコモ光へ申込む前に、こうしたネガティブな口コミを見かけてしまうと、ドコモ光に申し込むのを躊躇する方も多いのではないでしょうか。すでにドコモ光に契約している人も、このような口コミを見ることで「確かに遅いかもしれない」と思い、解約を検討する人も出てくるかもしれません。
しかし光回線の通信速度は、利用環境によって違うため、一概にドコモ光そのものが遅いというわけではありません。速度が遅いと感じたら、原因を特定して適切な対策をとることで、劇的に改善する可能性もあります。ドコモ光が遅いと感じる理由には、何らかの原因があるはずなので、まずは原因を知るところから進めていきましょう。
ドコモ光の速度を実際に測定してみた
まずは、ドコモ光の速度を測定したものを調査し、実際の速度がどうなのか確認していきたいと思います。ネット上で、実際に測定した人の結果をまとめました。
速度に満足している口コミ
速度に満足している人の結果は次の通りです。
「久々に速度測ってみた。ドコモ光(so-net)v6プラス。まあこんくらいwifiで出ればいいよね。。」
久々に速度測ってみた。
ドコモ光(so-net)v6プラスまあこんくらいwifiで出ればいいよね。。 pic.twitter.com/W8n5W5zV3L
— あさやん (@asayan_fox) January 21, 2019
「実家の光回線ですが、特に乗換を考える必要性を感じない速度が出ますね。ドコモ光+dカードGOLDの組み合わせはヤバそうですがそれ以外は乗換えても月額料金変わらない、むしろ高額になるオチが見えます。」
実家の光回線ですが、特に乗換を考える必要性を感じない速度が出ますね。
ドコモ光+dカードGOLDの組み合わせはヤバそうですがそれ以外は
乗換えても月額料金変わらない、むしろ高額になるオチが見えます。 pic.twitter.com/4ZxZw4QTYz— Naoki Mukai (@jinguji1) December 26, 2015
混んでいる時間帯でも、速度への不満を感じないという意見や、十分な速度が出ているという意見がみられました。
速度に不満がある口コミ
速度に不満がある人の口コミもみていきましょう。
「先日auひかりから、ドコモ光(GMO)にスイッチしたけど、予想通り夜のピークタイムは速度低下が顕著だった。体感的にも分かるレベルで。今日V6プラスの対応がようやく完了して速度計測してみたら、こんな感じ
1枚目:auひかり
2枚目:ドコモ光IPV4 PPOE接続
3枚目:ドコモ光V6プラス接続」
先日auひかりから、ドコモ光(GMO)にスイッチしたけど、予想通り夜のピークタイムは速度低下が顕著だった
体感的にも分かるレベルで
今日V6プラスの対応がようやく完了して速度計測してみたら、こんな感じ
1枚目:auひかり
2枚目:ドコモ光IPV4 PPOE接続
3枚目:ドコモ光V6プラス接続早い! pic.twitter.com/fk5IM3lKqE
— チー/戸井健吾 (@ktoi_chi) 2018年5月4日
「午前1時に近いというのに、下りはさっぱり速度戻らない。ドコモ光 Ping 8ms Down 7.09Mbps Up 268.58Mbps」
午前1時に近いというのに、下りはさっぱり速度戻らない。ドコモ光 Ping 8ms Down 7.09Mbps Up 268.58Mbps pic.twitter.com/8kbhWBSDec
— Jun Shimada (@shimajiro) October 17, 2017
このように、十分な速度が出ないという意見がありました。ただし速度の低下は、近いエリアで利用者が多い場合に引き起こされたり、周辺環境が原因となったりする場合があります。あくまでも環境や時間帯によっても変動するため、一概にドコモ光すべての回線速度が遅いというわけではありません。
ドコモ光の速度は一日通して安定して速い
ドコモ光の速度調査をしたサイトでは、ドコモ光は朝から晩まで回線が変わらないという意見がみられました。特に、高速接続サービスのIPv6を利用すれば、混雑時間帯による速度低下は避けることができます。なぜなら、従来のIPv4に比較し、IPv6はほぼ無限にIPアドレスを割り当てられるため、回線が混雑しにくいからです。
また、株式会社イードが実施している速度調査サービスの「RBB SPEED AWARD 2017」の結果もみてみましょう。ドコモ光は2017年の結果で、優秀賞を受賞しています。平均速度は次の通りになっています。
エリア | 下り速度 | 上り速度 |
東日本 | 131.30Mbps | 182.94 |
西日本 | 114.29Mbps | 125.45 |
・引用:「~RBB SPEED AWARD 2017結果発表~2017年最速のキャリアやプロバイダを表彰!~」 | 株式会社イード
上記を見ると、ドコモ光は平均して速い速度が出ているといえます。光コラボレーションの中では、比較的速い方に当てはまります。
通信速度が遅い原因になる区間とは?
ドコモ光はフレッツ光と同じ通信速度が出ますが、インターネット区間から自宅内までの、以下の区間に速度が遅くなる原因がある場合があります。
- インターネット区間
- プロバイダ区間
- NTT区間
- 自宅内のパソコンやスマホ
- 通信機器
- 料金プラン
それぞれの区間について、通信が遅くなる具体的な原因を見ていきましょう。
インターネット区間が原因となる場合
インターネット区間が原因となる場合、一番に考えられることは、インターネットサイトの一時的な混雑です。
例えば、総務省情報通信政策研究所「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」 によると、土日などの週末、平日の昼12時台と深夜22時台の時間帯は、多くの人がインターネットを楽しんでいるピークタイムになります。この時間帯にアクセスすると、同じエリアでインターネット接続する人が増え、通信速度が遅くなる可能性が高くなります。
また、スポーツイベントや災害直後のタイミングなど、多くの人たちが一時的にインターネットを集中して利用するときも、通信速度は遅くなってしまいます。
プロバイダ区間が原因となる場合
プロバイダ区間が遅くなっている場合は、プロバイダ内部が一時的な混雑が主な原因です。また、プロバイダによっては、自宅で使っている機器が IPv4対応のままになっているため遅くなっている、ということも考えられます。
IPv4とIPv6
ドコモ光のサービス説明の文章に、たびたび「IPv6」という単語を見かけたことはありませんか? IPv6とは、Internet Protocol Version 6(インターネット プロトコル バージョン6)の略で、インターネットの通信ルールを意味しています。これは、最新のインターネットサービスです。
従来のインターネットは、IPv4(Internet Protocol Version 4:インターネット プロトコル バージョン4)が主流でした。でも、インターネットの利用者が爆発的に増えたため、IPv4のサービスだけではインターネットが混雑してしまうようになりました。そこで新しく作られたのがIPv6なのです。このサービスを使えば、混雑が軽減するため、通信速度を速く保つことができます。
NTT区間が原因となる場合
NTT区間が遅くなっている場合は、自宅に設置している回線終端装置か、NTT内部に問題があることが考えられます。回線終端装置を確認して、エラーを示すランプが灯っていないかどうかを確認してください。
また、NTT内部に問題がある場合は、NTTの公式サイトを確認して、工事・故障情報がないかどうかを確認するか、NTTに直接問い合わせて原因を確認する必要があります。
自宅内のパソコンやスマホが原因
自宅のパソコンやスマホが原因の場合は、原因がいくつか考えられます。
・パソコンのスペックが通信速度に見合わなくなっている
・常駐プログラムがパソコンの動作を遅くしている
パソコンのスペックに関しては、主にメモリが足りなくなっているか、ハードディスクの容量が少なくなっていて、パソコン自体のパフォーマンスが落ちていないでしょうか。日々使っているとなかなか気づきにくい部分ですので、遅くなってきたかなと思ったら一度確認してください。
また、ウィルス対策ソフトなどの常駐プログラムが、遅さの原因となっていることもあります。最近はインターネットアクセスも監視している常駐プログラムが多く、パソコンのメモリやCPU性能が足りないことと相まって動きを遅くしているケースも少なくありません。
通信機器をつなぐ環境が原因
自宅内のパソコンやスマホとNTTの回線までの間をつないでいる区間がネックになることもあります。LANケーブル、無線LAN、ルーターのファームウェアがこの区間に当たる通信機器です。それぞれ考えられる原因を挙げてみましょう。
・LANケーブルの規格が1Gbpsに未対応
・無線LANが高速通信の規格に未対応
・ルーターのファームウェアが古いバージョン
これらも、速度が遅くなる原因として見つけ次第対処してください。
ここまで、ドコモ光が遅くなる原因として、環境に目を向けた説明をしてきましたが、ドコモ光には他にも遅くなる原因となる特徴がありますので、そちらにも少し触れておきましょう。
そもそもの契約プランが遅いもの
NTTのフレッツ光からドコモ光に転用を行った場合、契約プランの問題で最大速度が遅いと感じることがあるかもしれません。フレッツ光には回線タイプが複数あり、速度も異なります。プランの変更には事務手数料や工事費が発生しますし、建物の設備の状況によって希望のプランに変更できないケースもあります。
ドコモ光はベストエフォート型サービスのため通信速度が遅くなることも
ドコモ光はベストエフォート型サービスとして提供されています。ベストエフォート型サービスとは、多くの人がインターネットを利用していて回線が大混雑という状況時には、通信の伝送帯域・速度の保障をしない、というサービスです。
最大通信速度1Gbpsというのは、あくまでも理論上の最大速度であり、常にその速度を保証するわけではありません。一定の幅の道路を数人で歩いていれば自由に走れますが、混み合っているとあまり速くは進めない、というイメージでとらえてください。
そのため、時間帯やそのエリアのインターネット利用者数により、速度に差があるのは仕様上やむを得ないことだということは念頭に置いておきましょう。
おすすめの速度測定サイト
それでは、通信速度がどこで遅くなっているか、ボトルネックを見つけるためにおすすめの速度測定サイトをいくつか紹介します。
それぞれの特徴と使い方を見ていきますので、使いやすそうなサイトをぜひ試してみて、自分のインターネット環境の速度を測ってみましょう。
NTTサービス情報サイト(NTT東日本、西日本)
まずは、「NTTサービス情報サイト(NTT東日本、西日本)」から紹介します。
・NTTサービス情報サイト(NTT西日本)「http://www.flets-west.jp/speed/index.html」
※光回線を契約していないとアクセスできません
このサイトでは、通信速度を測定することで、どこの区間で遅くなっているかについておおまかに特定できます。
・十分な通信速度が出ている:プロバイダかインターネット区間に遅い原因がある
・通信速度が遅い:NTT区間か自宅内に遅くなる原因がある
原因となる区画の切り分けをして、原因を調査していきましょう。
Radish Network Speed Testing
・Radish Network Speed Testing 「http://netspeed.studio-radish.com/」
Radish Network Speed Testingは、Javaを使った速度測定サイトで、他ユーザーの測定結果が見える点が大きな特徴です。自分のエリアが特別遅くなっているかどうか、自分だけが他のユーザーに比べて遅いのかなどが推察できます。
自分だけが遅い場合は、自宅の通信機器類を中心に原因を辿っていきましょう。同じプロバイダの人が皆遅い場合や、エリア全体が常に遅い、という場合には、回線やプロバイダ自体の乗り換えも視野に入れなければいけないことが判明します。
Javaが必要な点は少し面倒ではありますが、他の速度測定サイトとは少々違う特徴があるので、他と併せて利用してはいかがでしょうか。
USENスピードテスト
「USENスピードテスト」は、少々広告は多いものの、簡単にスピード測定が行える点が特徴です。Flashプレイヤーが必要ですが、サイトにアクセスしてすぐに速度の測定が行えます。測定では、フレッツ光の場合と、それ以外の回線の場合で入口が分かれていて、それぞれに最適な方法で測定結果が得られます。
BNRスピードテスト
昔から速度測定サイトとして知られてきた「BNRスピードテスト」。Flash非対応で測定できるページもあるため、iOS端末やFlashをインストールしていない端末でも速度測定が可能で使い勝手の良いサイトです。
下り速度だけでなく、上り速度も計測できます。上り速度の場合は、環境に応じて測定するテストデータのサイズも選べるようになっていますので、環境に応じてテストデータのサイズを選んでください。
通信速度を測定するときの注意点
ここまで4サイトを紹介しましたが、通信速度の測定にはいくつかの注意点があります。
・複数の速度測定サイトを利用すること
・平日・休日、朝・昼・夜など測定する日時も分散して測定値を集める
紹介したサイトで使えるサイトはすべて使い、曜日や時間帯を分散して、特定の回数ずつ測定値を集めます。通信速度は、測定するごとに少しずつ違う値が出ますので、1回1サイトに付き5回測定し、一番早い値と一番遅い値を捨て、真ん中3つの測定値の平均値を計算して採用するようにすると、平均的な値が求められます。
さまざまな条件下で測定値を集めることにより、原因が判明する確率が高くなります。少々面倒ですが、速度測定時にはぜひお試しください。
原因判明後の速度改善方法
ここまで紹介した方法で、ドコモ光の通信速度が遅くなる原因を見つけましょう。原因ごとに速度を改善する方法を紹介しますので、判明した原因に対応した改善策を試してみてください。
インターネット区間が原因の場合
インターネット区間が原因なら、少し時間を置いて接続するようにしてください。速度計測の結果、住んでいるエリアのインターネット回線が常に遅いようなら、回線業者自体の変更も検討する必要があります。
プロバイダ区間が原因の場合
プロバイダ区間が原因なら、まずは自宅の通信機器がIPv6未対応かどうかを確認して、未対応ならIPv6対応の機器に買い替えてください。それでも通信速度に改善が見られない場合は、プロバイダへ問い合わせましょう。恒常的にそのプロバイダが遅い場合は、他のプロバイダに乗り換えることも検討してください。
NTT区間が原因の場合
NTT区間が原因の場合は、まず自宅内にある回線終端装置の再起動を試してください。それでも通信速度の改善が見られない場合は、NTTへ問い合わせましょう。
自宅内のパソコンやスマホが原因の場合
自宅内のパソコンやスマホが原因の場合は、パソコンのスペックや常駐プログラムを検証して改善していきます。
パソコンのメモリ増設、ハードディスクを容量の大きなものに換装したり、パソコン自体を高スペックのものに買い替えたりしてみましょう。常駐プログラムの場合は、そのプログラムを提供している会社に問い合わせ、通信速度を速める方法を教えてもらってください。
通信機器をつなぐ環境が原因の場合
通信機器をつなぐ環境が原因の場合、LANケーブル、無線LAN、ルーターのファームウェアを順番に検証し、必要なものは変えていきます。
LANケーブルの場合は1Gbps対応のケーブルに買い替えます。無線LANに関しては、パソコン・スマホ・無線LANルーターそれぞれが「IEEE802.11n」または「IEEE802.11ac」の規格に対応しているものかどうか確認し、未対応の機器は買い替えましょう。ルーターのファームウェアは、最新のものにアップデートします。
契約プランが原因の場合
契約プランを速いものに変更する際の費用は以下の通りです。
<同一プランでの転用(100Mbpsから100Mbpsへ)>
・契約事務手数料 … 3,000円
・工事費用 … 0円
<アップグレードする場合(100Mbps・200Mbpsから1Gbpsへ)>
・契約事務手数料 … 3,000円
・工事費用 … 7,600円
基本的に、転用ではプロバイダを変更する必要がなく、フレッツ光の解約金も発生しません。さらに切り替え工事も必要ないので、工事費用が発生することはありませんが、転用のタイミングでフレッツ光で契約中のプランを、最大速度のものにアップグレードする場合には、工事費用が発生してしまいます。
低い速度のプランで利用している方が、ドコモ光の最大通信速度である1Gbpsでインターネットを利用するには、転用時にアップグレードを申し込む必要があります。そのため転用を行う前には、フレッツ光で契約中のプランを見直しておくといいでしょう。
プロバイダの問題
「特定の時間帯(夜が多い)になると回線が遅くなる」「早いときもあれば急に遅くなる、速度にムラがある」という場合は、プロバイダが原因ということも考えられます。
プロバイダはインターネットに接続するための関所のようなもので、皆さんのパソコンで閲覧しようとするデータは常にプロバイダを経由しています。プロバイダの混雑などで通信が遅くなっている場合は、ほかのプロバイダに変えれば通信が改善します。
ドコモ光では、契約を継続したままプロバイダを変更することができます。プランにもよりますが、プロバイダ変更にかかる手数料は概ね3,000円(税抜き)です。
まとめ
ドコモ光の通信速度が遅くて困っている方へ、遅い原因の特定方法と通信速度の測定方法、原因別の改善方法をご紹介しました。
便利な速度測定サイトがありますので、何度か通信速度の測定を行い、データを集めてインターネット回線から自宅までの間で、どこが遅くなっているのかを特定して改善策を講じましょう。インターネットやプロバイダが常に混み合っていて遅い場合は、回線業者やプロバイダ自体の乗り換えも検討する必要があります。
通信速度が遅い原因を特定して、より快適なインターネット環境に改善しましょう。
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