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ドコモのらくらくスマートフォン(らくらくスマホ)とは
NTTドコモは、50代以上の世代をターゲットとした「らくらくホン」シリーズの携帯電話を提供し続けています。らくらくスマートフォン(らくらくスマホ)シリーズは、「らくらくホン」シリーズの中でもスマートフォンの機種を指す言葉です。らくらくスマホについて、これまで発展してきた経緯や、シニア世代にも使いやすい工夫が随所にあることを解説します。
ドコモのらくらくホン シリーズから発展
らくらくスマホは、時代の流れでシニア世代でもスマホのニーズが高まったことから開発されるようになったスマホです。docomoではガラケーのころから、50代以上の世代向けのらくらくホンシリーズを出しています。らくらくスマホシリーズには、蓄積されたノウハウをもとにシニア世代が使いやすいと感じる機能が多く盛り込まれています。
2018年12月25日現在、らくらくホンシリーズは全体で23機種、スマホは6機種の中から選べる点も魅力です。 主要携帯キャリアのauがシニア向けに展開するシンプルシリーズは全5機種(スマホ2機種、携帯電話3機種 )、ソフトバンクは全4機種(スマホ1機種、携帯電話3機種)と、その差は歴然です。シニア向けの携帯電話は、ドコモのらくらくホンシリーズが各キャリアの中でも群を抜いて豊富なラインナップとなっています。
シニア世代にも使いやすい工夫が随所に
シニア世代がモバイル端末を使う上で多く求められる機能は主に以下のようなものがあります。
- 老眼になり小さな文字は見づらくなるため文字表示は大きめがいい
- 文字入力しやすいなど、操作性が分かりやすく簡単なものがいい
- わからない点は電話で直接質問して楽に解決したい
ドコモのらくらくスマホシリーズには、このような基本スペックにかかわる部分はもちろんのこと、シニア世代が使いやすく楽しめるような工夫が随所に見られます。また、シニア世代の使い勝手という面だけでなく、子ども世代が親世代を見守れる機能も搭載するなど、子ども世代にも配慮した作り込みがある点も見逃せないポイントです。
らくらくスマホの最新機種「らくらくスマートフォン me F-03K」のスペック
ここからは、らくらくスマートフォンの最新機種「らくらくスマートフォン me F-03K」(以降 F-03K)のスペック のうち、主要部分を一覧表にして説明します。
スペック | 説明 |
カラー | ブルー、ゴールド、ピンク、ブラック |
本体サイズ | 高さ 約 137mm×幅 約 67mm×厚さ 約 9.9mm(最厚部 約 9.9mm) |
重量 | 約 138g |
ディスプレイサイズ | 約 4.5インチ |
バッテリー容量 | 2100mAh |
電池の持ち時間 | 約95時間 |
連続待ち受け時間 | LTE:約 560時間 3G:約 640時間 GSM:約 490時間 |
連続通話時間 | LTE:約 800分 3G:約 670分 GSM:約 610分 |
外部メモリ | microSD 2GB/microSDHC(UHS-I) 32GB/microSDXC(UHS-I) 256GB |
カメラスペック | アウトカメラ:裏面照射積層型CMOS/約 1310万画素 インカメラ:裏面照射型CMOS/約 500万画素 オートフォーカス、手振れ補正機能(静止画のみ)、デジタルズーム最大約6倍 |
ワンセグ対応 | あり、連続視聴時間 約560分 |
ディスプレイサイズは、大型のスマホに比べると小さめですが、アイコンなどデザイン面の工夫でわかりしやすい表示です。本体サイズもコンパクト。重量は150gを切る軽さで、持ちやすさの面にも配慮が見られます。連続待ち受け時間や電池の持ち時間も余裕があり、スペックの約50%が実際の性能としても、丸々2日は電池が持つ計算です。
カメラスペックは、手振れ補正やオートフォーカスでもいつでも簡単に撮影が楽しめる機能を盛り込んでおり、他のスマホと同じレベルの能力があります。ワンセグ対応もしているため地デジ放送も楽しめるなど、楽しさの部分を担う機能も備わっています。
「らくらくスマートフォン me F-03K」の各機能
ここからは、F-03Kの各機能について、シニア世代や子ども世代にどのようなメリットがあるのかを中心にして解説します。
大きく読みやすい文字と画面レイアウト
F-03Kは、文字が大きく読みやすくなっています。単にフォントが大きいというだけではなく、文字と背景のコントラスト差や行間などに配慮があるため、視認性は抜群です。文字の大きさは自分で設定できるスマホも多くなっていますが、F-03Kはユーザーで設定できない部分にも細かい配慮が行き届いているため「とても見やすい」状態を高いレベルで実現しています。
また、画面レイアウトでは、アイコン絵にかなり力を入れている点も大きな特徴です。ひと目見れば何ができるアイコンかが理解できるので、操作ナビとして非常に優れています。やりたいことにたどり着くまでの時間も短く、ストレスの少ない操作ができるようになっています。
これまでガラケーでボタンを使って操作していた状態から、スマホではタッチパネルでアイコンタッチする操作に変化するため、シニア世代は最初のうち戸惑いが多くなりがちです。そんなシニア世代をアシストし、直感的に何ができるか分かるように示している大きなアイコンは、F-03Kの強みとも言えます。
操作しやすい文字入力
シニア世代がスマホに切り替えたとき、最初に壁を感じる操作は文字入力かもしれません。従来の携帯電話での文字入力に慣れている分、切り替えが大変です。しかし、F-03Kは文字入力の操作をできる限り少なく、2タップでできるようにしています。携帯電話のボタンを何度も押す文字入力に比べるとかなり省力化しているので、慣れればとても楽に操作できるよう配慮された仕様です。
シニアの健康をサポートするアプリ
シニアの健康をサポートするアプリを重点的にプレインストールしている点もF-03Kの特徴です。特に、以下のアプリやサービスは、シニア世代の健康づくりをサポートし、子ども世代にもそのデータが確認できるので安心できます。
- 歩数計
- つながりほっとサポート
- ララしあ
毎日持ち歩くスマホは、歩数計としても最適です。歩数計が計測できるデータは、歩数や移動距離、脂肪燃焼量だけでなく睡眠時間もあります。
歩数計が収集したデータが毎日記録されていく様子を子ども世代が確認するには、「つながりほっとサポート」が便利です。利用料は無料なので、ぜひ手続きをしておきましょう。収集したデータを指定の登録先に送ってくれるため、毎日どうしているかが確認できます。何かあった場合にも気づきやすくなるのでおすすめです。
「ララしあ」は健康づくりをサポートする「健康ミッション」を提示してミッション達成を目指すアプリです。ミッションが達成できたらポイントゲット、とゲームのように楽しみながら健康づくりもできるようになっています。
SNSもOK!LINEにも対応だから子どもや孫とも連絡しやすい
SNSデビューをしやすい環境を整えている点もF-03Kの特徴です。F-03Kで初めてSNSに挑戦するというシニアにおすすめのSNSは以下の2つで、両方ともプリインストールされています。
- らくらくコミュニティ
- LINE
らくらくコミュニティは、登録している人だけでコミュニケーションが取れるクローズドなコミュニティ・サービスです。登録している人は同じシニア世代なので、SNSでコミュニケーションの練習をするにはとても良い場所になります。
もうひとつのLINEは、子ども世代や孫世代も使っているコミュニケーションツールです。主な連絡や写真など画像のやり取りはこちらで行うことが多くなるでしょう。2つのSNSで基本的なことが分かるようになれば、他のSNSにも興味を持てるようになるかもしれません。
困ったときの無料電話問い合わせ対応も魅力
トップメニューのアイコンに表示されている「らくらくホンセンター」をタップすれば、無料の電話問い合わせができるようになっている点は、特にシニア世代にとって助かる機能です。
文字入力よりも電話で直接会話する方が早く問題解決につながるため、電話を掛けたいと考えるシニア世代は少なくありません。何かあっても無料で問い合わせができる安心感が、「らくらくホンセンター」の魅力です。
楽しいゲームでいつまでも若々しく
F-03Kには、シニア世代も楽しめるゲームがいろいろあります。定番のゲームや脳力を試すゲームなど、頭を動かして考えるゲームが多めです。ゲームを楽しむことで脳を動かすことは、シニア世代に良い影響を与え、いつまでも若々しい気持ちでいられるかもしれません。
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長期契約になりがちなシニアにおすすめ「docomo with」対応
さまざまな機能もあり魅力的なF-03Kですが、月額料金が高くなると、シニア世代の家計に負担をかけてしまいます。そこで、長期契約が多いシニア世代におすすめの割引サービス「docomo with」について解説します。
F-03Kの料金体系はどうなっている?
ドコモのスマホは、以下の料金から毎月の月額料金が算出されます。1台だけ契約した場合、料金は以下の通りです。可能な限り安くなるように使えば、毎月3,880円で収まります。
料金プラン | 選択プラン名 | 月額料金 |
基本プラン | シンプルプラン | 980円 |
インターネット接続サービス | spモード | 300円 |
パケットパック | ベーシックパック ステップ1(1GB) | 2,900円 |
ずっとドコモ割プラス(プラチナステージ)※1 | – | -300円 |
合計 | 3,880円 |
※:端末料金は一括払いにすると仮定
docomo with適用のメリット
docomo withは、対象機種ならずっと1,500円の割引が適用されるお得な割引サービスです。F-03Kも適用の対象機種なので、長く使い続ければ使い続けるだけ割引価格になります。同じ機種を長く使い続ける傾向にあるシニア世代にとってピッタリのサービスです。先ほど計算した月額料金にdocomo withを適用すると、月額料金は2,380円とかなり安くなります。
まとめ
ドコモのらくらくスマホシリーズの最新機種「らくらくスマートフォン me F-03K」の紹介と、料金体系、長期契約が多いシニア世代におすすめの「docomo with」のメリットについて解説しました。
シニア世代にもスマホ利用が広がり切り替わりが進んでいる今、子どもや孫、周囲の友だちとの連絡にもスマホは欠かせなくなりつつあります。そんなシニア世代にとって、「F-03K」はとてもよい選択肢のひとつです。
年金で生活するシニア世代にとって、スマホ導入による月額料金の増加は、スマホ導入をためらう原因になります。docomo withの適用や、ドコモ光などの他のサービスとい併用することで料金を安く抑えられますので、料金についても検討しつつ、らくらくスマホの購入を検討してみてくださいね。